NANO-MUGEN FES. report vol.2

続きを。ASHの後はアジカン。全員が待ちに待った大トリ。「振動覚」から「リライト」でスタート。ここでこれ以上僕が曲名を並べる必要はあるまい。初めての生アジカン。もうこれまでに無かったぐらいに歌い叫ばせて頂いた。かすれた喉。高い声はすでに出ない状態になっていた。次は是非ライブハウスでのライブを堪能したいと思う。
演奏もさることながら細美君やゴッチのMCに相当心を打たれた。彼らが何故音楽をやるのかということが初めて分かった。恐縮しつつゴッチの言葉を借りると、地球とか宇宙とかの意味の世界ではなく、僕ら(リスナー)の目に映る世界を変えたいから音楽をやる。「世界を変えたい」。こんなセリフ、一端のサラリーマンからは絶対に出てきやしない。もちろんの話だけどアーチストとは受け手より何歩も先を歩き、何歩も先で物事を考えている。多くの人々の人生や価値観に影響を与えられるなんてカッコよすぎるではないか。
ゴッチの日記にはかなりの猛省がつづられていた。とかくあれだけの客を制御するのは誰にとっても困難だと思う。だけど素晴らしいフェスだった。早くも「今年のベストライブランキング」三本の指どころか一本の指に入るかもしれない。
今回のフェスで僕が迷惑をかけてしまった人、一緒に見てくれた人、そしてアーチストの皆さん、いいライブをありがとう。