「Fが押さえられない」!?

今日はギターについて。ギターを始めた人によくあるのが「Fコードが押さえられず挫折」。ギターを少しでもかじったことのある人はご存知だろうが、人差し指で6本の弦を押さえつつ(バレーという。実際に押さえるべきは6本じゃないが)他の指でさらに押弦する。初心者には確かにハードルは高いが、これができないと演奏の幅が広がらないしギターを楽しめないと思う(バレーコードはFに限らないのだ)。「Fができなくても音楽はできる」という意見もこれはこれで全然間違った考えではないのだが。
必勝法というほどではないが少々。まず手の大きさは絶対に関係ない。手が小さくても上手く弾ける人はいっぱいいるし、それを言うのはギターを弾くことからの逃げ道である。他には手先の器用さも関係ないと思う。すこぶるぶきっちょさん(←読みにくい)よりは良いかもしれないけど。
あと、握力?腕力?そんなもんもっと必要ない。如何に左手が力まずに弾くかもギタープレイのカギである。そのためには正しいネックの握り方をいろいろ探ったり、フレットバーのギリギリ手前を押さえたり、初めはエレキではなく敢えて弦の太いアコギを使ったり…などなど、少しの小さなコツで左手に要する力を大幅にコントロールできる。
細かいことはキリが無いので…やはり弾かない理由の最たるものはモチベーションの低さに他ならない。僕は「奥田民生になりたい」「プロになりたい」と思ったから上達できたと思う。「結局精神論かよ」という意見もあろうが、明確な目的・目標が無いと何も進まない。何でもそうだと思う。ギターを通じてこれが分かっただけでも、僕にとって人生の大きな収穫である。